パイプ


パイプとはあるプログラムの出力を別のプログラムの入力にする機能です。 パイプの左側プログラムの出力を右側プログラムの入力データにすることができ、 データ内容を引き継いでいくことが可能となります。 コマンドプロンプトではプログラムの部分がコマンドになります。

記号効果
|左の出力結果を右の入力データとする。

表示が長いコマンドの出力をmoreコマンドで表示したい場合は以下のようにします。 パイプは1画面に収まらないコマンドの出力結果をmoreコマンドに繋ぐことによく使用されます。

C:\Documents and Settings\白月>systeminfo | more

上記コマンド実行結果

C:\Documents and Settings\白月>systeminfo | more

ホスト名:                   NAYUKI
OS 名:                      Microsoft Windows XP Professional
OS バージョン:              5.1.2600 Service Pack 1 ビルド 2600
OS 製造元:                  Microsoft Corporation
OS 構成:                    スタンドアロン ワークステーション
OS ビルドの種類:            Uniprocessor Free
登録されている所有者:       黒曜白月
登録されている組織:         伊隅ヴァルキリーズ
プロダクト ID:              *****-***-*******-*****
最初のインストール日付:     2007/01/07, 17:27:28
システム起動時刻:           N/A
システム製造元:             GBT___
システム モデル:            GBTUACPI
システムの種類:             X86-based PC
プロセッサ:                 1 プロセッサインストール済みです。
                               [01]: x86 Family 15 Model 4 Stepping 9
BIOS バージョン:            GBT    - 42302e31
Windows ディレクトリ:       C:\WINDOWS
システム ディレクトリ:      C:\WINDOWS\System32
起動デバイス:               \Device\HarddiskVolume*
システム ロケール:          ja;日本語
入力ロケール:               ja;日本語
-- More  --

実行結果の一番下の行に注目して下さい。「-- More --」となって出力が途中で止まっているのがわかりますか?この状態から[Enter]キーを押していくと出力されていない結果が1行ずつ出力されていきます。つまりsysteminfoコマンドの出力結果がmoreコマンドに渡ってmoreコマンドの結果として出力されているのです